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節約・生活費

節約方法は「お金」と「時間」の2軸で考える|時給換算でわかる本当のコスパ

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節約方法は「お金」と「時間」の2軸で考える|時給換算でわかる本当のコスパ

「節約の方法」を調べるほど、なぜか続かなくなる


節約の方法を検索すると、「電気をこまめに消す」「安いスーパーをはしごする」といった記事がたくさん出てきます。私も50代で家計を見直し始めたとき、まずそういう記事を片っ端から読みました。


ところが半年ほど続けて、あることに気づきました。頑張っている割に、手元に残るお金があまり増えていないのです。


理由は単純でした。私がやっていたのは「1回あたり数円〜数十円の節約」を、自分の時間と気力を大量に使って積み上げる方法だったからです。


この記事では、節約方法を「出費を減らす」と「時間を買い戻す」の2軸に分けて整理します。特に後半の「時間」の視点は見落とされがちですが、50代から家計を立て直すうえで効果はかなり大きいです。


節約方法は、大きく2種類ある


まず、節約と呼ばれるものを2つに分けて整理してみます。


種類やること効果が出るまで疲れやすさ
① 出費を減らす節約買うものを減らす・安くするすぐ続けると疲れる
② 時間を買い戻す節約家事などの時間を短縮するじわじわむしろ楽になる

多くの人が最初に手をつけるのは①です。分かりやすいですし、効果もすぐ数字に出ます。


ただ、①だけを続けていると必ず限界がきます。削れる出費には下限があり、それ以上は生活の質を落とすしかなくなるからです。ここで多くの人が挫折します。


一方②は、最初に少しお金がかかります。その代わり、一度仕組みを作れば、我慢しなくても続くという大きな利点があります。


なぜ「時間」が節約になるのか。それを理解するには、自分の時間に値段をつけてみるのが一番早いです。


まず、自分の時給を計算してみる


ここが今回の記事の肝です。自分の1時間がいくらなのかを知らないと、「時間を使って数十円を節約する」ことの損得が判断できません。


計算はとても簡単です。


> 手取り月収 ÷ 1か月の労働時間 = あなたの時給


たとえば手取り月収が25万円、1か月の労働時間が160時間(1日8時間×20日)なら、25万円 ÷ 160時間 = 約1,560円。これがあなたの時給です。


手取り月収月160時間労働の場合の時給
18万円約1,125円
25万円約1,560円
32万円約2,000円

この数字を出したうえで、よくある節約をもう一度見てみます。


「1円でも安い卵を買うために、隣町のスーパーまで往復40分かけて行く」


時給1,560円の人が40分使うと、時間の価値は約1,040円です。卵で浮くのが50円なら、差し引きは大きくマイナスになります。


もちろん、家事や買い物の時間がそのまま収入に変わるわけではありません。それでも「自分の時間はタダではない」と意識できるだけで、節約の判断は大きく変わります。


> 💡 私はこの計算をしてから、「安さのために遠くまで行く」のをやめました。近所で買って浮いた時間を副業に回した方が、明らかに手元にお金が残るようになりました。


【前半】出費を減らす|毎日買っているものを「仕組み」で止める


出費を減らす節約でもっとも効果が高いのは、毎日・毎週くり返し発生している支出です。1回の金額が小さくても回数が多いので、年間では大きな差になります。


しかもこれらは「我慢」ではなく、道具で自動的に止められるのが良いところです。


① ペットボトル飲料を買うのをやめる


1本160円のペットボトルを1日1本買うと、年間で約58,000円です。水筒を持ち歩くだけで、これがほぼゼロになります。


保温・保冷が効くものを選ぶと夏も冬も使えて、挫折しにくくなります。軽さと洗いやすさで選ぶのが続けるコツです。



② 昼食を買うのをやめる


コンビニ弁当を1食600円として週5日なら、月に約12,000円、年間で約144,000円です。ここを半分に減らすだけで年7万円が浮きます。


弁当箱は「洗いやすさ」と「レンジ・食洗機に対応しているか」で選んでください。手入れが面倒な弁当箱を買うと、確実に続きません。



③ 食材を捨てるのをやめる


意外と大きいのが食材のロスです。買ったのに使い切れず捨てる分は、そのまま捨てたお金になります。密閉できる保存容器に移し替えるだけで、野菜も乾物も日持ちが変わります。



肉や魚をまとめ買いして冷凍する習慣があるなら、真空パック機を足すとさらに効きます。冷凍焼けを防げるので、特売でまとめ買いした分を無駄なく使い切れます。



食費全体の考え方は食費を節約する方法とは?今日からできる基本の考え方とコツにまとめています。


④ 固定費は、一度見直せばあとは何もしなくていい


出費を減らす節約の中で、もっとも労力対効果が高いのが固定費です。一度手続きするだけで、翌月から毎月自動的に下がり続けます。


特にスマホ代は、大手キャリアのままなら見直しで月3,000〜5,000円下がることも珍しくありません。


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固定費全体の見直し手順は固定費を見直したら月2万円浮いた話で詳しく書いています。


【後半】時間を買い戻す|家事を減らして、疲れをためない


ここからが本題です。家事の時間を短くすることは、立派な節約です。 理由は3つあります。


1. 疲れて外食・惣菜に頼る回数が減る(=出費が減る)

2. 浮いた時間を副業や休息に使える(=収入が増える/体力が回復する)

3. 50代以降、体力の消耗は生活の質に直結する


つまり時短家電は「贅沢品」ではなく、出費と時間の両方に効く投資として考えられます。


⑤ 調理時間を減らす|電気圧力鍋


自炊が続かない一番の理由は「疲れて作る気力がない」ことです。ここを解決すると、外食・惣菜の回数が自然に減ります。


電気圧力鍋は、材料を入れてボタンを押したらあとは放置できます。煮込み料理も火加減を見る必要がなく、その間に別のことができます。



外食を月4回減らせれば、1回1,500円として月6,000円。本体価格は数か月で回収できる計算です。


⑥ 掃除の時間を減らす|ロボット掃除機


掃除機がけを週2回・1回30分やっているなら、月に約4時間です。ロボット掃除機に任せれば、この時間はほぼゼロになります。


高機能な最上位モデルは高価ですが、「床のホコリを取る」目的なら手頃なモデルで十分です。



⑦ 洗い物の時間を減らす|工事不要の食洗機


食後の洗い物は、1日20〜30分かかっている家庭が多い作業です。しかも「毎日必ず発生する」という点で、時短の効果がもっとも大きい家事のひとつです。


賃貸でも置けるタンク式なら、水道工事なしで設置できます。手洗いより水の使用量が少なくて済むため、水道代の面でもプラスに働きます。



> 💡 3つ全部を一度に買う必要はありません。自分がいちばん「面倒だ」と感じている家事から1つだけ選んでください。効果を実感してから次に進む方が失敗しません。


⑧ 浮いた時間を、少しでも収入に変える


時短家電の効果を最大化するなら、浮いた時間の一部を収入につなげるのが理想です。


もちろん全部を副業に充てる必要はありません。週に2〜3時間でも、月にすれば1万円前後の収入になることがあります。


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道具を買うか迷ったときの判断基準


「節約のために買い物をする」ことに抵抗を感じる方も多いと思います。そんなときは、何か月で元が取れるかだけを計算してください。


> 本体価格 ÷ 1か月に浮く金額 = 回収にかかる月数


道具目安価格月に浮く金額の目安回収の目安
水筒3,000円約4,800円(1日160円×30日)1か月未満
弁当箱3,000円約6,000円(週5日の半分を自炊)1か月未満
保存容器4,000円約2,000円(食材ロス削減)約2か月
電気圧力鍋15,000円約6,000円(外食を月4回削減)約3か月
ロボット掃除機25,000円月4時間の家事削減時間で回収
食洗機35,000円月10時間の家事削減+水道代時間で回収

※金額は一般的な目安です。ご家庭の使用状況によって変わります。


判断の目安は「1年以内に回収できるかどうか」です。1年を超えるものは、急いで買う必要はありません。


やってはいけない節約方法


最後に、労力の割に効果が小さい、あるいは長い目で見て損になりやすい節約も挙げておきます。


  • こまめな消灯だけに頼る:効果は月数十円〜数百円。やって損はありませんが、ここに気力を使うくらいなら固定費を1つ見直した方が早いです
  • 安さのために遠くまで買いに行く:交通費と時間を計算すると、逆にマイナスになることが多いです
  • 食費を削りすぎる:体調を崩すと医療費と収入減で、節約分は簡単に吹き飛びます
  • 保険をすべて解約する:必要な保障まで切ると、いざというとき生活が破綻します。見直しは「減らす」であって「ゼロにする」ではありません

  • よくある質問


    Q. 節約方法は、まず何から始めるべきですか?

    A. 固定費(スマホ・保険・サブスク)の見直しからです。一度手続きすれば毎月自動で下がり続けるため、労力に対する効果が最も高くなります。


    Q. 時短家電は、本当に節約になりますか?

    A. 「電気代が増えるのでは」と心配される方が多いですが、電気圧力鍋や食洗機の電気代は1回あたり数円〜十数円程度です。それより、疲れて外食や惣菜に頼る回数が減る効果の方が金額として大きいケースがほとんどです。


    Q. 時給換算すると、家事はやらない方がいいということですか?

    A. そうではありません。家事の時間がそのままお金になるわけではないので、あくまで「どの節約に力を入れるか」を決めるための物差しとして使ってください。


    Q. 節約が続きません。どうすればいいですか?

    A. 意志で続けようとせず、道具や契約で自動的に減る仕組みに変えてください。詳しくは節約生活を無理なく続けるコツとは?にまとめています。


    まとめ:節約方法は「我慢」から「仕組み」へ


    1. 節約方法には「出費を減らす」と「時間を買い戻す」の2種類がある

    2. まず自分の時給を計算する。判断基準がここで一気に明確になる

    3. 出費側は、毎日くり返す支出(飲み物・昼食・食材ロス)を道具で止める

    4. 固定費の見直しが、もっとも労力対効果が高い

    5. 時短家電は贅沢品ではなく、外食を減らし体力を守る投資

    6. 買うか迷ったら「1年以内に元が取れるか」で判断する


    節約は、気合いで続けるものではありません。一度仕組みを作ってしまえば、あとは意識しなくても勝手に続きます。 まずは自分の時給を計算するところから始めてみてください。

    室長

    室長

    50代・関西在住。老後資金への不安をきっかけに、お金の勉強と実践を開始。

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