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節約・生活費

節電しても電気代が下がらない理由|古い冷蔵庫と照明が毎年損している電気代

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節電しても電気代が下がらない理由|古い冷蔵庫と照明が毎年損している電気代

節電を頑張っているのに、電気代が下がらない


こまめに電気を消す。使わない家電のコンセントを抜く。エアコンの設定温度を我慢する。


私も電気代の請求書を見て、こうした節電をひととおり試しました。ところが数か月続けても、下がったのは月に数百円程度でした。


理由はあとで分かりました。私が見ていたのは「電気の使い方」だけで、電気を使っている家電そのものの効率を見ていなかったからです。


車で例えるなら、燃費の悪い車をどれだけ丁寧に運転しても、燃費の良い車には追いつけません。電気も同じで、古い家電を使っている限り、使い方の工夫だけでは限界があります。


この記事では、どの家電を見直すと電気代が実際に下がるのかを、電気が使われている時間という視点から整理します。


電気代は「使い方」より「家電の効率」で決まる


家電の電気の使用量は、消費電力(W)× 使った時間で決まります。ここで見落としがちなのが、後ろの「時間」です。


同じように効率が悪い家電でも、動いている時間が長いものほど、効率の差が電気代として積み上がります。


家電動いている時間効率の差が電気代に出やすいか
冷蔵庫24時間365日非常に大きい
照明毎日5〜6時間大きい
エアコン夏・冬の数か月大きい
テレビ毎日数時間中くらい
電子レンジ・炊飯器1日数十分小さい

つまり、節電の効果を出したいなら、長時間動いているものから手をつけるのが正解です。逆に、使用時間が短い家電の待機電力をこまめに切っても、金額としては数十円〜数百円にとどまります。


> 💡 この記事の電気代は、1kWhあたり31円(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価)で計算しています。ご契約のプランによって変わるので、あくまで目安として見てください。


まず、自分の家の電気を「測ってみる」


見直しの前に、実際にどの家電が電気を使っているか測ってみると判断が早くなります。


コンセントの間に挟むだけの測定器なら、消費電力と電気代の目安がその場で表示されます。「なんとなく高そう」ではなく数字で分かるので、買い替えるべきかどうかの判断がはっきりします。



古い家電に挟んでみて、想像より数字が大きければ買い替えの検討価値があります。


① 冷蔵庫|節電効果がもっとも大きいのはここ


冷蔵庫は家中でただ一つ、24時間365日止まらない家電です。だからこそ、効率の差がそのまま電気代の差になります。


省エネ性能は年々進んでいて、機種によりますが10年前のモデルと最新モデルでは、年間消費電力量が3〜4割ほど違うことがあります


仮に年間200kWhの差があるとすると、31円/kWhで計算して年間約6,200円。10年使えば6万円以上の差です。


買い替えるときに見るポイント


  • サイズは今と同じで十分:容量を上げると消費電力も増えます。今の生活で足りているなら同等サイズが正解です
  • 年間消費電力量(kWh/年)を必ず見る:カタログや商品ページに必ず書いてあります。この数字が小さいほど電気代が安くなります
  • 幅60cmを選ぶ:一般的な設置スペースに収まりやすく、搬入で困りにくいサイズです


  • ただし正直に言うと、冷蔵庫は本体価格が高いので電気代だけで元を取ろうとすると10年以上かかります。「壊れてから慌てて買う」のを避けるための計画的な買い替え、と考えるのが現実的です。


    ② 照明|蛍光灯・白熱電球なら、替えるだけで確実に下がる


    照明は、費用対効果がもっとも分かりやすい部分です。冷蔵庫と違って本体が安く、それでいて削減率が非常に大きいからです。


    白熱電球を使っているなら、まずここから


    白熱電球(60W形)は約54Wの電力を使います。同じ明るさのLED電球はおよそ8Wです。電気の使用量が約7分の1になります。


    1日5時間つけている場合の目安は、次のとおりです。


    種類消費電力年間の電気代の目安
    白熱電球(60W形)約54W約3,000円
    LED電球(60W形相当)約8W約450円

    1灯あたり年間で約2,500円の差です。玄関・廊下・トイレなど、家に5灯あれば年1万円以上変わってきます。


    しかもLEDは寿命が非常に長いので、脚立に登って交換する手間もほとんどなくなります。



    蛍光灯のシーリングライトは、器具ごと交換する


    リビングや寝室の丸い蛍光灯照明は、器具ごとLEDシーリングライトに交換します。8畳用の蛍光灯照明が約84W、LEDシーリングライトなら約30W前後です。


    1日5時間で計算すると、年間で約3,000円の差になります。


    取り付けは、天井の引掛シーリング(配線器具)に差し込んで回すだけで、電気工事は不要です。今の照明が同じ規格で付いているなら、そのまま置き換えられます。



    > 💡 蛍光灯は2027年末までに製造・輸出入が段階的に終了することが国際的に決まっています(水銀に関する水俣条約の改正)。いずれ交換が必要になるので、電気代が下がるうちに替えてしまうのが合理的です。


    ③ エアコン|買い替えの前にできることがある


    エアコンは夏と冬の電気代の主役ですが、本体が高く工事も必要なので、すぐ買い替えとはいきません。まずは同じエアコンで効率を上げる方法から試してください。


  • フィルターを2週間に1回掃除する:目詰まりすると余計な電力を使います
  • 室外機の周りに物を置かない:熱がこもると効率が落ちます
  • 設定温度ではなく風で調整する:温度を1度下げるより、空気を動かした方が体感は変わります

  • 3つめに効くのがサーキュレーターです。冷たい空気は下に、暖かい空気は上にたまるので、部屋の空気をかき混ぜてやると、設定温度を変えなくても体感が変わります。冬の暖房でも同じように効きます。



    そのうえで、エアコンが10年以上前のものなら買い替えも検討してください。ただし設置工事が必要なので、通販ではなく工事込みで相談できる店舗の方が安心な場合もあります。


    ④ 家電の次は「電気の契約」を見直す


    家電を替えたら、最後に電気の契約そのものも確認しておきましょう。こちらは手続きするだけで、家電を買わずに下がる部分です。


  • 契約アンペア数:40Aや50Aで契約していても、実際は30Aで足りている家庭は少なくありません。基本料金が下がります
  • 料金プラン:昼と夜で単価が違うプランなど、生活時間帯に合っていないと損をします
  • 電力会社:新電力への切り替えで単価が下がることもあります(ただし燃料費調整の仕組みは必ず確認してください)

  • 電気代と同じく「一度手続きすれば毎月自動的に下がる」ものとして、スマホ代もあわせて見直すと効果が大きくなります。


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    月額2,970円(税込)で30GB。ドコモ回線なので通信品質も安心です。


    固定費全体の見直し手順は固定費を見直したら月2万円浮いた話にまとめています。


    買い替えの優先順位|迷ったらこの順番で


    ここまでを、費用対効果が高い順に並べ替えます。


    順位やること費用の目安年間の削減目安回収の目安
    1白熱電球をLED電球に1,500円〜1灯あたり約2,500円1年未満
    2蛍光灯照明をLEDに6,000円〜1台あたり約3,000円約2年
    3サーキュレーター導入5,000円〜エアコン効率の改善分1〜2年
    4契約アンペア・プラン見直し0円数千円〜即日
    5冷蔵庫の買い替え10万円前後約6,000円10年以上

    ※金額は目安です。使用時間・機種・契約プランによって変わります。


    まず1〜4から手をつけてください。 どれも数千円以下、または無料で始められて、1〜2年で元が取れます。冷蔵庫は金額が大きいので、買い替え時期が来たときに「省エネ性能で選ぶ」という形が現実的です。


    やってもあまり効果がない節電


    労力の割に効果が小さいものも、正直にお伝えします。


  • 短時間しか使わない家電のコンセントを抜く:待機電力は家電1台あたり年間数百円程度です。やって損はありませんが、ここに手間をかけるより照明のLED化が先です
  • 冷蔵庫の設定を「弱」にし続ける:食品を傷めるリスクがあります。夏は「中」以上を保ってください
  • エアコンを使わずに我慢する:熱中症のリスクがあり、体調を崩せば医療費で節約分は吹き飛びます

  • よくある質問


    Q. 節電のために、まず何をすればいいですか?

    A. 家の中の白熱電球を探してLED電球に替えることです。数百円から始められて、削減率が最も大きく、失敗のリスクもありません。


    Q. 冷蔵庫は壊れていなくても買い替えるべきですか?

    A. 電気代だけで判断すると回収に10年以上かかるため、急いで買い替える必要はありません。ただし10年以上使っているなら、故障してから慌てて選ぶより、省エネ性能を見て計画的に選ぶ方が結果的に得をします。


    Q. LEDに替えると部屋が暗くなりませんか?

    A. 「60W形相当」のように元の電球のワット数で選べば同じ明るさになります。色味が気になる場合は、白熱電球に近い「電球色」を選んでください。


    Q. 蛍光灯はまだ使えるのに、替える意味がありますか?

    A. 電気代が年間約3,000円下がるうえ、蛍光灯は2027年末までに製造が段階的に終了します。使えるうちに替えても損はしません。


    Q. 新電力に切り替えても大丈夫ですか?

    A. 停電のリスクが増えることはありません(送電網は同じです)。ただし燃料費調整の上限が設定されていないプランは、燃料価格が上がったときに割高になる可能性があります。契約前に必ず確認してください。


    まとめ:節電は「我慢」ではなく「効率」で変える


    1. 電気代は使い方より、家電の効率と動いている時間で決まる

    2. 見直す順番は「長時間動いているもの」から。冷蔵庫と照明が最優先

    3. 費用対効果が最強なのは照明のLED化。数百円から始められて1年未満で回収できる

    4. エアコンは買い替える前に、フィルター掃除とサーキュレーターで効率を上げる

    5. 契約アンペア・プランの見直しは0円でできる節電

    6. 冷蔵庫は金額が大きいので、壊れる前の計画的な買い替えとして考える


    こまめに電気を消す努力は、決して無駄ではありません。ただ、一度替えてしまえば意識しなくても下がり続ける部分を先に片付けた方が、はるかに楽で確実です。まずは家の中の電球を1つ、LEDに替えてみてください。

    室長

    室長

    50代・関西在住。老後資金への不安をきっかけに、お金の勉強と実践を開始。

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