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高額療養費制度を使えば医療費が劇的に減る!50代が知っておくべき申請方法

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高額療養費制度を使えば医療費が劇的に減る!50代が知っておくべき申請方法

医療費が月10万円かかっても、実際の負担は約8万円で済む


50代になると、健康診断で引っかかったり、持病の治療が始まったりと、医療費がかさんでくる方も多いと思います。


「先月の入院で30万円以上かかってしまった…」


そんなとき、実は申請するだけで大幅に戻ってくる制度があります。それが「高額療養費制度」です。


知っている方も多いと思いますが、実際に申請できていない方が非常に多いのが現実です。この記事では、50代の目線で制度の仕組みと申請方法をわかりやすく解説します。


高額療養費制度とは?


高額療養費制度とは、1ヶ月の医療費の自己負担が一定額を超えた場合、超えた分が後から払い戻される国の制度です。


たとえば、月の医療費(窓口での3割負担分)が15万円かかったとします。でも高額療養費制度を使えば、実際の負担は所得によっては約8〜9万円程度に収まります。


残りの6〜7万円は申請すれば戻ってくるわけです。


自己負担限度額はいくら?


負担の上限額は、年齢と収入によって変わります。


70歳未満の場合(2026年現在)


所得区分月の上限額(目安)
年収約1,160万円以上約25万2,600円+α
年収約770万〜1,160万円約16万7,400円+α
年収約370万〜770万円約8万100円+α
年収約370万円以下約5万7,600円
住民税非課税世帯約3万5,400円

50代の会社員の多くは「年収約370万〜770万円」の区分に当てはまります。つまり、どれだけ医療費がかかっても月の自己負担は約8万円が上限です。


+αとは?

自己負担限度額を超えた部分のうち、1%を追加で負担する仕組みです。計算式は複雑ですが、医療費が高額になるほど恩恵も大きくなります。


申請しないと損!実際のケースで見てみよう


ケース①:盲腸の手術で入院(10日間)


  • 入院・手術費の総額:約80万円
  • 3割負担での窓口支払い:約24万円
  • 高額療養費制度適用後の実質負担:約8万7,000円
  • 戻ってくる金額:約15万3,000円

  • ケース②:がんの抗がん剤治療(月1回)


  • 月の医療費(3割負担):約20万円
  • 高額療養費制度適用後の実質負担:約8万7,000円
  • 毎月約11万円以上が戻ってくる計算

  • がん治療のように長期にわたる治療の場合、毎月申請することで年間100万円以上戻ってくるケースもあります。


    「限度額適用認定証」を使えば窓口負担を最初から減らせる


    高額療養費制度には2つの使い方があります。


    ①後から申請して払い戻しを受ける

    医療費を一度払って、後から健康保険組合や市区町村に申請する方法。手続きは必要ですが、確実に戻ってきます。


    ②「限度額適用認定証」を事前に取得する

    こちらの方がおすすめです。


    加入している健康保険(会社員なら健康保険組合、自営業なら国民健康保険)に事前申請すると、「限度額適用認定証」が発行されます。これを病院の窓口で提示するだけで、最初から上限額までしか請求されません


    一度大金を立て替えなくて済むので、入院が決まったらすぐに申請することをおすすめします。


    申請の手順(後から払い戻しの場合)


    会社員(健康保険組合加入)の場合


    1. 会社の総務・人事担当に「高額療養費の申請書」をもらう

    2. 診療明細書・領収書・保険証のコピーを準備

    3. 申請書に記入して提出

    4. 2〜3ヶ月後に指定口座に振り込まれる


    自営業・フリーランス(国民健康保険)の場合


    1. 市区町村の窓口またはマイナポータルからオンライン申請

    2. 診療明細書・領収書・通帳のコピーを準備

    3. 申請後2〜3ヶ月で還付


    申請期限に注意!

    高額療養費の申請期限は、診療を受けた月の翌月1日から2年以内です。過去の分が申請できていない場合、今すぐ遡って申請できます!


    「世帯合算」でさらにお得になる


    同じ世帯の家族全員の医療費を合算できる「世帯合算」という仕組みもあります。


    たとえば、夫婦で同月に医療費がかかった場合、それぞれ単体では上限に達しなくても、合算すると上限を超えて払い戻しが発生することがあります。


    世帯合算が有効な例

  • 夫の月の医療費:4万円
  • 妻の月の医療費:4万円
  • 合計:8万円 → 上限額(約8万100円)を超えた分が戻ってくる

  • 家族全員分の領収書をまとめて保管しておきましょう。


    多数該当でさらに負担が下がる


    同じ世帯で、高額療養費の支給を1年間(直近12ヶ月)で3回以上受けた場合、4回目からは自己負担上限額がさらに下がります。


    これを「多数該当」といいます。


    通常の上限額多数該当後の上限額
    約8万100円約4万4,400円

    長期治療中の方は、3回目を超えたあたりから負担が大幅に減りますので、ぜひ活用してください。


    高額療養費制度の注意点


  • 対象外の費用がある:差額ベッド代・食事代・先進医療の費用は対象外です
  • 歯科治療は保険適用分のみ対象:自由診療のインプラント等は含まれません
  • 申請を忘れると自動では戻らない:会社員でも自動振り込みにはなりません(健保組合によって異なる)

  • まとめ:入院・手術が決まったら最初にすること


    高額療養費制度をうまく使うためのポイントをまとめます。


    1. 入院・手術が決まったら → 限度額適用認定証を即申請

    2. 毎月の医療費領収書は必ず保管(世帯合算・多数該当のため)

    3. 過去2年以内の未申請分はすぐ確認

    4. 家族全員の医療費を合算して申請する


    50代は医療費が増えやすい時期です。かかった医療費は正しく申請して、使える制度はフル活用しましょう!